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関連するアメーバ経営での実践例

本当によい仕事とは

早いものでリーマン・ショックから早や2年余が経過しました。この間、日本経済は一旦回復基調に戻りましたが、この秋口より再び先行き不透明な状況が続いています。円高基調は依然として予断を許さず、国内の政局も混迷の度合いを深めています。さらに隣国の半島危機など、現在は何が起きてもおかしくない状況です。それだけに、経営者にとっては今後の経済環境の乱高下も想定し、強い危機感を持って経営に当たることが求められています。そしてこのような時期であるからこそ、アメーバ経営の徹底活用が必要です。
アメーバ経営を徹底活用するためには、まず、経営トップが中心となってアメーバ経営に熱心に取り組んでいただくことが何より大事です。そして、経営トップの抱く思いを幹部・社員に注入し、自らと同じ考え方ができるまでにしていくことです。そのため、会議も大切な指導の場となります。また、予定達成にとことん拘り、さらに経営改善の余地はないのかなど高い目標設定を促していただきたいと思います。そのような取り組みを通して、経営者のものの見方、行動を教え、それを体得した「経営者意識を持つ人材」を育てて上げて欲しいと思います。

最近あるお客様を訪問させていただいた際に「売上はリーマン・ショック前の水準に戻っていないものの、利益は過去最高を更新しました。アメーバ経営がなければ、今頃どうなっていたか分かりません」とのお言葉をいただきました。このお客様企業では、リーマン・ショック直後、幹部の皆さんが自発的に生産体制の見直しを検討し経営トップに申し出て、いち早く減産に対応し、採算を守ってこられ、このような不況下に利益を残す経営を実現することができたのです。

このお話をうかがい、社内でよく議論する「本当によい仕事とは何か」ということを改めて思い返しました。「本当によい仕事とは、お客様に喜んでいただき、社員が喜び、そして会社が喜ぶ仕事です」。そのように話しています。
お客様に喜んでいただけることが仕事の一番の目的であることは当然ですが、お客様に喜ばれ、担当者が達成感を味わったとしても、それだけでは足りません。会社が喜ぶ仕事、すなわち会社に利益をもたらす仕事になって初めて事業と呼べるのです。つまり、商品やサービスをお受けになるお客様の視点に加え、自社の経営の視点も併せ持ち、その両面から考える仕事でなければならないということです。
幹部・社員がこうした経営の視点を持てるよう指導していくことが、経営者意識を持つ人材の育成につながるのだと思えてなりません。


※出典:アメーバ経営倶楽部会員情報誌「アメーバ経営倶楽部」<合本>Vol.23-28
※記載情報は掲載当時のものです。ご了承ください。