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関連するアメーバ経営での実践例

答えは必ずある

仕事を長く続けていると、必ず難しい問題に遭遇するものです。例えば、客先の担当者との関係、商品や技術の開発、品質問題、採算の問題、社員間の人間関係などとさまざまな難しい問題に突き当たります。これはいかなる部門で働く人にも共通することではないかと思います。いろいろと考えを巡らしてもなかなか適切な答えが見つからない。とりわけグループで討議して煮詰まってきた時に、リーダーが「うーん。難しいなあ・・・」と声を発して、その後沈黙が続こうものなら、そのグループは難しい問題解決の意欲を一気に失い、思考は停止してしまうのでないかと思います。リーダーの一言がグループの方向付けを決めてしまうのですから、恐ろしいことです。心して使わないといけません。
「難しいけど、面白いなあ」であるとか、「厳しいけど、チャレンジしてみよう」「難問だから、ファイトが湧くよなあ」というように、難問に直面しながらも、真正面からその難問に前向きに取り組もうとする発言をリーダーがすると、メンバーも燃えて、もう少し頑張ってみようとするのではないかと思います。

ある小説を読んでいて、次のような興味深い一節を見つけました。
「思い出す。……とうてい答えなどなさそうな難問を前にしてその解決策を探すのではなく、ただ思い出すように心に命じた。自分が既に答えを知っていると決めこめば、答えはかならず存在すると信じる境地に達し、それゆえ失望というよけいな想念を捨て去れる。この方法を使って、科学における難題をいくつも解いてきた。たいていの人間が、答えなどないと決めつけるであろう難題を」
(ダン・ブラウン著 越前敏弥訳「天使と悪魔」より部分引用)

私達が仕事上直面する難しい問題は、誰も解いたことのない科学的な難題などではないにしても、難しい問題に接する際の心構えとして大変参考になると思いました。確かに難しい問題に直面した時には、その問題に至るまでの多くの情報や知識が、その問題に関係あるなしに関わらず、記憶の中にあるわけですから、おそらくその情報と知識の組み合わせの中にヒントがあるはずです。ましてやグループで検討する際にはメンバーそれぞれが持っている情報と知識の中に答えのヒントはあるはずなのです。答えは必ずある。だから思い出せるはずです。あきらめずに難問にチャレンジしたいものです。


※出典:アメーバ経営倶楽部会員情報誌「アメーバ経営倶楽部」<合本>Vol.16-22
※記載情報は掲載当時のものです。ご了承ください。