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関連するアメーバ経営での実践例

活気ある職場づくり

ある本の中では、ギスギスした職場とは、「一人ひとりが利己的で、断絶的で、冷めた関係性が蔓延しており、それがストレスになる職場」と定義してあります。そして、ギスギスした職場を協力性・親和性が高い、血の通った感じがする組織にするため3つの企業の取り組みを掲載してあります。
1社目は、社員間の協力関係を促進することで組織の活力を高めている企業の事例です。経営者は、エンジニアのアイデアが世界中で認知され、賞賛されるようにすることで、社員のやる気を引き出しています。そして、フラット(上下関係のなさ)、リスペクト(相互尊重)、フェア(公平、公正)という価値観のもと、職場環境をデザインしています。
2社目は、個人の潜在的な能力を自ら発信することで、社員同士が自然と協力し合える関係を生み出し、進化させている事例です。この企業では、社員全員で、ビジョンを共有する仕組みをつくり、個人でブログを立ち上げることで自分の情報を社内に発信し、社員同士がお互いに情報を共有し、そして会社の成長と個人の成長が重なるように工夫されています。
3社目は、組織のメンバー間の相互協力が継続的に維持されている病院の紹介です。この病院では自分が必要とされているという実感を個人が感じられるような仕組みの構築を図っています。そのため、スタッフが自ら考え、実践する風土が醸成されています。
私が工場に勤務していた頃、運動会や社内行事が開催される際、リーダーは自ら率先垂範して運動会終了後のテントの後片付けや、行事で使用した机や椅子の後片付けを行っていました。朝は誰よりも早く出勤し、後から出勤してくる社員に「おはよう」と声を掛けながら箒を持って掃除をしていました。また、リーダーは先輩から部下の家族構成ばかりでなく、隣近所に誰が住んでいるかについても関心を持つように指導されていました。このように京セラでは創業当時から自然に血の通った組織にするための工夫がなされていたように思います。
新入社員の能力は、配属された組織の中で磨かれます。もう一度、自らの組織が新入社員を育てるために血の通った組織になっているか、朝お互いに「おはよう」と声を掛け合う職場になっているか確認されてはいかがでしょうか。

※出典:アメーバ経営倶楽部会員情報誌「アメーバ経営倶楽部」<合本>Vol.23-28
※記載情報は記載当時のものです。ご了承ください。